20260522

昼に目が覚める。朝まで夜更かししていたが、何をやっていたのか一切の記憶がない。とりあえず昼ご飯を調達。カレーオムライスの卵はカチカチで流石トップバリュクオリティと言ったところ。

買い物のため外出。いろいろ買いすぎた。明日はカレーの予定。

大喜利をして、パートナーが企画するイベントに顔を出す。この日の為に作業日誌のアーカイブを印刷してきた。これを会場に残したまま友達の家へ行き、ブレッソン『白夜』を鑑賞。

『白夜』を最初に観たのは1年前のこと。予告が魅力的だったので出町座のカルチケを使い博打半分で鑑賞。その無口な佇まいに当時は爆睡を決めてしまったが、あの時観ていて良かったなと今となっては思う。ブレッソンのシネマトグラフの中で一番ポップで食べやすい作品。適度に音楽もあり、単純な恋愛物だからだ。

しかしその中に膨大な情報があり、文脈がある。得たものは多い。彼のシネマトグラフは我々が如何にぼーっと映画を観ていたかを暴く。結局我々は、映画館にお金を寄付して場所を借りて眠るだけの存在なのかもしれない。映画を観ることの厳しさ。

ブレッソンの映画が眠いのは、音が少ないからだと思う。台詞も平坦で感情がこもっていない。外には沢山車が走っているはずなのにやけに静かなのは、その場面に必要な音だけを抽出しているからである。自然を素材とみなし、記号化することによって物語を切り開いていく。この映画の中の「リアル」とは一体何なのだろう。少なくとも、今我々が生きている世界とは別のリアルが、このスクリーンの奥には流れているのだ。

様子のおかしい絵描きのジャックはかなりの面食いで、若干のストーカー気質がある。そんな彼が橋を歩いていると、今にも飛び降りそうな女・マルトを見つける。この女も思わせぶりでコケティッシュな人間なので、ジャックはおいそれと彼女にハマっていく。2人とも人間的に問題があることが分かる。ジャックとはブレッソンその人なのかもしれない。他者を素材化し執着を捨てきれない芸術家。他者に向けられた矢印は自分に跳ね返り、結果的に抑圧された作品が出力される。ジャックの絵は自分が描きたいと思って描いたものとは、とても思えないのだ。

大変良いブルーレイの販促にもなったし、近い内にまた観る。

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